北國新聞 2014年10月22日 掲載

「ご飯って甘い」 金沢市中村町小で味覚の授業 「銭屋」の髙木さんが提案

釜で炊いたご飯の味を確かめる児童=金沢市中村町小

中村町小の5年生61人は21日、日本料理店「銭屋」(片町2丁目)の主人髙木慎一朗さんの「味覚の授業」を受けた。児童は釜で炊いたご飯を味わい、日本の食文化を学んだ。

髙木さんは、金沢の料理には九谷焼や輪島塗など工芸品が使われることを紹介し「食を学ぶことで文化を知ることができる。身近な食べ物に興味を持ってほしい」と語った。

児童は、チョコレートや果物のグミを味見し、甘みや苦味、酸味を確認。実習では炊きたてのご飯を味わい「いつものご飯より甘い」などと声を上げた。銭屋の特別レシピで親子丼も作った。

授業は金沢の豊かな食文化を伝えたいと髙木さんが提案し、昨年に続き2回目となる。

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