北國新聞 2014年11月05日 掲載

一瞬の表情、巧みに 北國写真展が開幕 金沢21世紀美術館

愛好家の意欲作に見入る来場者=5日午前10時20分、金沢21世紀美術館

第71回北國写真展(北國写真連盟、北國・富山新聞社、福井新聞社主催)の金沢展は5日、金沢21世紀美術館で開幕し、人物や自然が見せる一瞬の表情を巧みにとらえた154点が、来場者を魅了した。

同展は北陸最大の規模と長い歴史を誇る公募展。会場には、激しくせめぎ合う闘牛を力強い構図で切り取った北國写真連盟会長賞の小笠原隆文さん(白山)の「負けるもんか!」や、運動会の競技に力いっぱい取り組む子どもたちの姿を収めた同連盟専務理事賞の中川秋夫さん(同)の「一生懸命」などが展示され、来場者を引き付けた。

高校生を対象にした第37回県学生写真コンクール(同連盟、本社主催)の入賞作品17点のほか、4月に行われた同連盟の「春の撮影会」の作品32点も飾られている。

北國写真展金沢展は9日までで、入場料は500円(中学生以下無料)。表彰式は8日午前11時から金沢市の北國新聞会館で行われる。金沢展終了後、福井、富山、七尾、加賀で巡回展が開かれる。

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