北國新聞 2015年01月03日 掲載

新制服はパッチワーク柄 金沢21世紀美術館

新しくなったユニホーム姿のスタッフ=金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館は2日、スタッフが着用するユニホームを新しくした。2004年の開館以来、初めての一新となる。東京スカイツリーのユニホームを手掛けたデザイナー皆川明さんが「長く着続けられる」をコンセプトに、修繕をしても目立ちにくい、明るい色彩のパッチワーク柄に仕上げた。

ユニホームは受付や作品の監視業務に当たるスタッフが着用する。淡い緑やだいだい色の布を継ぎはぎしたようなデザインで、一着ずつ柄が異なる。着古してほころびが生じてしまっても直せるように、生地の在庫も備えた。

皆川さんは10年、自身のファッションブランド「ミナ ペルホネン」のドレスを同館の展覧会に出品したほか、講演会やワークショップなどで何度も同館に足を運んでいる。皆川さんは「働くスタッフの皆さまに喜びがあり、その姿が館内で光や風のごとく映ればいい」と期待を寄せた。

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