北國新聞 2015年01月17日 掲載
金沢駅で「踏ん張り砂」555個配布 あすからセンター試験
大学入試センター試験を翌日に控えた16日、列車の滑り止めに使う砂を詰めた合格祈願のお守り「踏ん張り砂」がJR金沢駅で配布された。今年は駅コンコースに設置された北陸新幹線カウントダウンボード前に、受験生や保護者ら約500人が列をつくり、合格を願って受け取った。
お守りは、JR山口線で運行する「SLやまぐち号」が急勾配を上る際、車輪の滑り止めとしてレールにまかれる砂を袋詰めしてある。555個が用意され、辻昭夫駅長ら職員が「頑張ってください」と声を掛けて手渡した。
17、18日に行われる大学入試センター試験を前に、石川県内の7大学11試験場で会場設営が行われ、職員らが案内板の設置などを進めた。県内では前年度より183人多い5866人が志願している。
16日の石川県内は曇りや晴れとなり、正午までの最高気温は金沢7・0度、輪島6・4度など平年並みとなった。金沢地方気象台によると、17日の県内は冬型の気圧配置となり、雪や雨が降り、昼すぎまで雷を伴うところもある見込み。同日午前6時までの24時間降雪量は多いところで15センチ、17日の最大瞬間風速は25メートルを予想している。